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  •  中国地方初の裁判員裁判が山口地裁で始まった8日、地裁には26席の一般傍聴席を求めて534人が並んだ。「いつ自分も被告と同じような気持ちになるか分からない」。身近な介護問題が背景にある事件だけに関心の高さを示した。公判の傍聴者からは「語りかけるような感じで、分かりやすかった」など、新司法制度への感想が聞かれた。 列に加わった山口市の無職松崎吉三郎さん(61)は「事件自体に興味があった」という。10数年前、義父を約1年間自宅で介護しており、「介護の大変さも知っている。いつ自分も被告人のような気持ちになるか分からない」と打ち明けた。 国民が司法に参加する裁判員裁判制度への関心も高い。山口大教育学部1年の女子学生(18)は「市民に分かりやすい裁判になると聞き、直接見たいと思って来た。選ばれたら、積極的に参加したい」と意欲を見せた。 裁判を傍聴した人たちの反応もさまざまだった。「被告人は愛情で介護するだけでなく、介護保険サービスをもっと利用してほしかった。同情はするけれど、罪はつぐなってほしい」と周南市の深沢幸代さん(83)。13年間、母親を介護した自身の経験を重ね合わせながら審理を見守った。 今回の公判は2日間の日程。これまで開かれた裁判員裁判は3、4日間で、全国初のケースとなる。
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      【中国新聞】