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  • 食品業界1、2位ながら随分カラーが違う。キリンとサントリー。片や旧財閥の流れをくみ「品質本位」や「堅実経営」を通してきた。片や非上場の同族会社で、時代をつかむ広告でイメージを売る▲伝統と流行。重みと軽やかさ。違いはそうも言い換えられようか。夏のビール類商戦を見ても、キリンは「のどごし」の直球で押し、サントリーは「金麦」の変化球を投げる▲経営統合に向けての順調な交際ぶりがすっぱ抜かれた。「交渉の初期段階だが具体的に決定した事実はありません」。キリンのホームページはまじめな対応。サントリーはとみると、なぜかだんまり。CM上手も、わがことになると口が重い?▲2社の売上高は計3兆8千億円と米コカ・コーラをしのぐ。縮む国内市場に閉じこもらず、海外に打って出るという。世界企業としての体力を付けるのが両社のもくろみらしい。とはいえ、キャラが違いすぎる―と縁談の行方を危ぶむ見方もあるようだ▲一方、規制緩和から生まれ、地域おこしの期待もかかっていた地ビール業界。今や曲がり角に来ている。「三次ベッケンビール」が今週から休業に入った。世界を泡立てようとするガリバーと、しぼんでいく小さな泡と。梅雨明け間近に届く二つのニュースを、ほろ苦く聞く。
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      【中国新聞】