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  • デジタル技術の普及は、われわれの生活に大きな利便性をもたらしただけでなく、モノやその所有といった考え方にも変化をおよぼしている▼例えば音楽や漫画。レコードやCDを買って音楽を聴くのではなく、ネット配信で購入する。漫画だって本ではなく、携帯へのデジタル配信で読む。そこには実体としてのモノはない。作品は端末機器の記憶媒体に収められたデータとして存在する▼住宅や車など、高額で維持コストがかかるモノは、なるべく持たない「スマート消費」が若い世代を中心に広がっているという(本紙6日付経済面)。背景にあるのはモノに執着しないライフスタイルだ▼マンションなどを数人で借りる「ルームシェア」、複数の会員で一台の車を共有する「カーシェアリング」など記事では「買わない・持たない・環境重視」といった新たな消費世代が生まれてきていることを紹介している▼効率的といえばまさにそうだ。不況による先行きの不安も背景にあるようだが、割り切りのよさは想像以上。まるで彼らの生き方そのものが、無駄や曖昧さを排除するデジタル理論そのものに思えてくる▼ふと考えるのは、前述した効率的生き方は、もはやデジタル時代の標準なのかもしれないということだ。無駄を重ね続けるアナログ的思考で考えた。(久高将己)
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      【沖縄タイムス】