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  •   郷土史を調べている秩父市在住の中学校教諭、堀口進午さん(54)が五日、秩父郡小鹿野町長留で「戦国時代の山城跡を発見した」と発表した。見張りや村民の避難所とみられ、現地確認した元県立歴史資料館長の梅沢太久夫さん(63)は「小さい城跡に間違いない。秩父の戦国時代の実情を知る貴重な発見」と話している。  確認したのは昨春。標高約三百十メートルの低山の稜線(りょうせん)上にある。西側は赤平川右岸のがけに接し、品沢の源流部に位置している。尾根を断ち切るように人工的に切り開いたと思われる掘切二カ所や、平場二カ所を発見。周辺には広いくぼ地が存在する。  当時の文献などには、この城に関する記述はなく、だれがいつ作ったか不明。堀口さんは、一五六九(永禄十二)年から一五七一(元亀二)年にわたり、甲斐の武田信玄による秩父侵攻があり、「この侵攻の被害から守るために作られたのでは」と推定している。  堀口さんはまた、同時期に秩父市久那でも戦国時代の小規模なとりで跡と思われる遺構を発見している。小鹿野の山城については、二十八日午前十時から現地見学会を行う。問い合わせは、宮本荘(TEL0494・75・2272)へ。
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      【埼玉新聞】