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【ものが伝える3・11⑩】サンタ姿で「忘れてない」 支援続ける埼玉の男性

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【ものが伝える3・11⑩】サンタ姿で「忘れてない」 支援続ける埼玉の男性

サンタクロースの衣装に身を包む加倉井誠さん=11月、さいたま市

【ものが伝える3・11⑩】サンタ姿で「忘れてない」 支援続ける埼玉の男性

サンタクロースの衣装

 真っ赤な衣装や帽子でサンタクロースに変身する。さいたま市の自営業 加倉井誠 (かくらい・まこと) さん(51)はサンタ姿のボランティア約100人が12月に岩手沿岸の仮設住宅などを訪ね、被災者にお菓子を届ける支援活動の発起人。「忘れていないよ」との思いを胸に今年も三陸に向かう。

 東日本大震災の年、津波で母親と自宅を失った幼い女の子が「サンタさん来るかな…」と心配していたと聞き、発案した。がれき撤去など力仕事が苦手でも、気軽に参加できる活動が必要との思いもあった。賛同した支援団体「遠野まごころネット」(岩手県遠野市)が運営母体となり、今年で5回目。

 岩手県沿岸を中心に約30回訪れ「また会いたいと思える友達が海の町にたくさんできた」。会社員だった約20年前、赴任先の米国で人々のボランティア精神に刺激を受けたのが原点という。

 風化が進み、今では知人を支援活動に誘っても断られることが多いが、「まだ震災は終わってない」。サンタの衣装を車のトランクに忍ばせ、通い続けるつもりだ。=2015年12月9日 

(共同通信)