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【漁業危機】 去年は燃油高騰 今年は挽回を


 【漁師のため息】 石川県漁協をはじめ全国の漁船約20万隻が燃油高騰による窮状を訴えて一斉休漁してから15日で1年。国は昨年秋に高騰分を補てんする実証事業を創設したが、その後の燃油費下落で、多くの漁船が省エネ操業を模索する同事業から離脱した。主要燃料のA重油価格は5月から再び上昇に転じており、魚価安が続く中、県内の漁師からはため息が漏れる。国は昨年10月、過去の操業実績よりも燃油量を1割以上削減した漁業者に対し、燃油費高騰分の9割を補助する「省燃油操業実証事業」を実施した。県漁協によると、当初、県内の185隻が参加したが、燃油費が補てんを受けられない水準で推移した結果、143隻が事業から抜けた。…(2009年7月15日、北國新聞)全文

 【八戸 イカ釣り船出漁ピーク】「昨年は燃油の高騰に苦しんだ。そのマイナス分を取り戻したい」 …記事全文
【写真】北太平洋へ向け次々と出港する中型イカ釣り船(八戸港第2魚市場)=5月17日出港 7月下旬から8月上旬に帰港し、その後日本海スルメイカ漁に回る(2009年5月17日、東奥日報)

47トピックス「さんま解禁」はこちら

 【能登 発光ダイオード】 発光ダイオード(LED)を使った集魚灯を載せ、能登町小木港の中型イカ釣り漁船「第18白嶺丸」が十四日、実験調査を兼ねた赤イカ漁に出港した。燃料費をこれまでの四割程度減らした上で、十分な光量が確保できる見通しという。(2009年5月15日、中日新聞)記事全文

 【岩手日報のコラム】 …タラをめぐって、岩手と青森両県の間で対立が続いている。舞台は、鍋を伏せたような形が名前の由来ともいわれる「なべ漁場」。海の境界線で両県が互いに「自県海域」という主張を譲らず、行政訴訟も起こされた。▼英国とアイスランドの間で第2次大戦後に起きた「タラ戦争」の再現でなければいいが。(11月28日付「風土計」)

 【岩手日報の記事】 今シーズンのサンマ漁は解禁から約2カ月が経過した。燃料高騰による水揚げへの影響も懸念されたが、県内魚市場の水揚げ量はほぼ前年並み。しかし、9月以降の豊漁で単価は前年より安値で推移している。…漁船主要燃料のA重油は現在、ピークだった8月の130円台後半(1リットル当たり)から30円程度下がり100円台になった。それでも1年前に比べ約20円高く、5年前の約2・5倍となっている。…(10月17日)

 【中国新聞のコラム】 …今年は海流のせいか、漁場が昨年よりも数十キロ沖合に遠のいた。燃料費も一層かさんで採算が取れないと、異例のストライキで訴えた。燃料費の値上がり分の九割を補てんする方針を、政府は示している。ただ応急手当てだ。石油に頼った漁がこのまま、いつまで続けられるだろうか。これからもっと「遠出」を迫られるかもしれない…(8月19日付「天風録」)全文

 【河北新報のコラム】 「秋刀魚(さんま)が出ると按摩(あんま)が引っ込む」という。サンマが食卓に上る節になると、庶民が健康になるから、マッサージ師の商売は上がったりという次第。…夕食時、香ばしいにおいが漂ってくれば「オ、隣はサンマか」と、思わず生つばをのみ込む。そんな医食同源の食材が、ピンチに立たされている。きのう北海道で、100トン以上の大型サンマ船230隻が休漁した。燃料費高騰による窮状を訴えるのが狙い。一斉休漁は1日だけだが、大衆魚が高級魚に化けないかと心配。…(8月19日付「河北春秋」)

   一斉休漁 

2009/07/15 12:05

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