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【デーリー東北 時評】広がる生体認証「手ぶら」で世界を目指せ

【デーリー東北】<時評>
■技術に磨きを
 指紋、顔の形、瞳の虹彩、指や手のひらの静脈などを利用した生体認証の技術をパソコンやスマートフォンなどの本人確認、オフィスの入退出管理に使おうとする動きが広がっている。中でも静脈の流れのパターンを検知する静脈認証の技術は日本企業独自のもので、セキュリティー問題が注目される中で、世界市場をつかむチャンスが到来している。

 2020年の東京オリンピック開催を前に、空港では外国人観光客を含めて急増する入出国者の手続きをいかに効率的に行うかが大きな課題。その解決策として、10月18日から羽田空港国際線ターミナルで日本人の帰国者を対象に顔認証システムが初めて導入された。パスポートのICチップに登録されている顔写真と、帰国ゲートで撮影した顔写真を照合させて本人かどうかを確認、テロリストなどの入国を阻止するのが狙い。

 米国のアップルは顔認証を搭載した新型スマホ「iPhoneⅩ(アイフォーン・テン)」を11月3日に発売した。3次元の立体的な認証技術を駆使しているため、他人の顔と間違える確率は100万分の1で安全性を高めたという。

 職場や家庭で何台ものパソコンやスマホを使うケースが増えて、端末ごとに異なるパスワードを何種類も覚えるのも限界に来ている。パスワードを記憶する煩わしさをなくし、顔写真付きのカードを持ち歩く必要がないのが理想だ。生体認証の安全性が高まれば、何も持たなくて本人確認ができる「手ぶら」認証が実現する。

 岐阜県の大垣共立銀行では富士通が開発した手のひら静脈認証を12年に導入、キャッシュカードや預金通帳なしで現金自動預払機(ATM)を使って入出金や送金ができる「手ぶら」を実用化した。財布を忘れてもお金を引き出せるため、評判も良い。また、山口フィナンシャルグループでは、日立製作所の指静脈認証を使って4月から「手ぶら」化を実現した。…………(2017年11月10日)<記事全文>

2017/11/10 10:42

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