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【神戸新聞 コラム】正平調

【神戸新聞】<正平調>
■私たちの眼力も試される短期決戦

 人さし指をぺろっとなめて、「この指とまれ」のように1本立てる。風の向きを調べる方法の一つだが、実際にやってみると、強い風ならともかく、微風のときは分かるようで分からない◆風を読むのがうまい、機を見るに敏な人は「風見鶏」とやゆされる。わが国の首相にもいたが、フランスの元首相エドガール・フォールもそう呼ばれた。変節ぶりを批判されて、氏は切り返している。「風見鶏は自分で回らない。風がそうさせるのだ」◆衆院の解散で、事実上の選挙戦が始まった。「国難だ」「リセットだ」と政界の人たちは風をあおり、波を立て、あるいはその読み解きに忙しい。自分で回ったか、風がそうさせたか、民進党は名を捨てて小池新党の「この指」にとまりたいと願い出た◆果たして有権者はどうだろう。試しに指を立ててみる。風を感じるか? 意味がさっぱり分からない突然の解散に戸惑い、野党第1党の“身売り”にはあっけにとられている。今はそんなところではなかろうか………(2017年9月29日)<記事全文>

2017/09/29 10:30

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