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【ふるさと納税】古里を思う心への感謝の在り方としてはどうか


 【紀伊民報のコラム】 何年か前、ふるさとの出身高校の同窓会から、創立何十周年かの記念行事をする寄付をいってきた。1人3万円ぐらいという。金額も大きい。何か施設を造るとか、生徒のために使う計画を示せといってやった。寄付金というものは生かして使ってくれてこそ、寄付したかいがあるというもの。受け取る側がそれをどう有益に使うかが問われるのである。5月に「ふるさと納税」制度がスタートした。…紀南地方の9月末現在の「応援」状況を見ると、田辺市が10件で199万円。この中では「世界遺産(熊野古道)関連事業」への寄付が4件63万円と一番多い。…(2008年10月13日付「水鉄砲」)全文

 【岩手日報のコラム】 牛肉や地酒、海産物―。始まったばかりの「ふるさと納税」制度で西日本などの自治体が贈答合戦に走り始めた。少しでも多く寄付をとの思いは分かるが、合点がいかない。…財政難で「背に腹は…」との言い分もあろうが、古里を思う心への感謝の在り方としてはどうか。…(2008年6月5日付「風土計」)

 【北日本新聞のコラム】…ふるさとへの恩返しを形にした寄付ではあるが、どれだけ格差解消になるかは未知数だ。だが、自分をはぐくんでくれた故郷の良さを再認識し、きずなを強めることにはなろう。行政は地域の活性化に力を入れることによって、寄付者の「志」に応えたい。(2008年5月20日付「天地人」)

 【西日本新聞のコラム】 宮崎県と鳥取県の両知事が先月末、共同記者会見した。高速道路の整備が遅れた両県が「何とかして」と訴えた。合言葉はそれぞれの方言で「どげんかせんといかん」「どがにかしょーいや」。…都会などに出て働く人には故郷が気がかりでならない。何かしてやりたくても方法がなかった。1つできた。「ふるさと納税」制度だ。…(2008年5月18日付「春秋」)

 【中日新聞のコラム】 …「ふるさと納税」制度が今月から始まった。自治体に寄付した金額に応じて居住地の住民税が控除される▼利用の際、五千円が手数料のように持ち出しとなることや、寄付の文化が日本で根付いていないことを理由にさほど普及しないとの声がある一方で、PRが進めば利用者は急増するとの見方がある▼自治体の工夫次第で、魅力が増していくことは確かだろう。図書館の児童書の充実や高校スポーツの活動支援など、使い道を指定できる仕組みにした県もある。室生犀星の詩にあるような<ふるさとは遠きにありて思ふもの>だけでなく、応援するものになっていこう。このコラムの全文を読む
(2008年5月9日付「中日春秋」)

2008/05/10 18:29

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