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【北海道新聞 社説】 あすへの指針 「違い」認め合う寛容さを

【北海道新聞】<社説>
■障害や性差、境遇の違いを包み込む社会とは、どういうものか

 世界人権宣言が国連総会で採択されたのは、およそ70年前だ。

 原文は硬いが、詩人の谷川俊太郎さんが「あたりまえにいきるための世界人権宣言」(金の星社)で分かりやすく和訳している。

 「わたしたちはみな、生まれながらにして自由です。ひとりひとりがかけがえのない人間であり、その値打ちも同じです。だからたがいによく考え、助けあわねばなりません」(第1条)

 宣言が今なお新鮮に映るのは、わが国が目指す社会を実現できていない裏返しではないか。

 昨年も暗い事件がさまざま伝えられた。中でも目を向けるべきは、障害者や被災者ら社会的な弱者が、被害やいじめに遭っている理不尽さである。

 互いに「違い」を認め、多様性を包み込んで共に生きる。そのためにはどうすべきかを考えたい。

■弱者に向かう「敵意」

 「障害者なんていなくなればいい」と、男が相模原市の知的障害者施設を襲い、入所者19人を殺害した事件。福島原発事故で自主避難した少年に対し、名前に「菌」を付けて呼ぶなどしたいじめ―。

 周囲とうまく意思疎通ができなかったり、つらい境遇の人に、優しいまなざしではなく「敵意」の目を向ける。「違い」の排除は、なぜ起こるのだろう。………(2017年1月10日)<記事全文>

2017/01/10 15:03

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