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【オスプレイ訓練再開 社説】 京都新聞 琉球新報 

【京都新聞】<社説>
■オスプレイ訓練  「全面再開」は不可解だ

 原因が特定できていないのに、どうして「安全」と言い切れるのか。不可解と言うしかない判断である。
 昨年12月13日夜、沖縄県名護市沿岸で空中給油訓練中に「不時着」事故を起こした米海兵隊の新型輸送機「オスプレイ」の運用が、同じ訓練を含めて全面的に再開された。米軍からの通告を受け、政府は訓練を容認し、関係自治体に理解と協力を求めた。
 オスプレイの訓練は事故のわずか6日後に再開されたが、事故時と同じ空中給油だけは実施されていなかった。防衛省は、米軍との実務レベル協議の結果、「有効な対策を幅広くとっている」として、6日からの給油訓練再開を「理解できる」と結論づけた。
 理解できない理屈である。事故は給油ホースとプロペラが「予期せぬ接触」をしたためだが、なぜ飛行を続けられないほど深刻な接触が起きたのか、肝心の原因が全く分かっていないからだ。
 防衛省の発表は、オスプレイの機体には「構造的または機械的な(事故の)要因はなかった」としたうえで、夜間の空中給油は「複雑なオペレーションであって、搭乗員による高い技能、訓練および資格が求められ」るなどとした。あたかも操縦技術の未熟さや視界の悪さ、風雨などが事故要因であるかのような書きぶりだが、プロペラの方向を変えて飛ぶオスプレイ特有の危険性を際立たせないための印象操作の疑いすら抱く。………この状態で1機100億円以上もするオスプレイの導入・配備を自衛隊が進める理由があるのだろうか。米陸軍が導入しなかったのも安全性と機能、コストが釣り合わなかったためとされる。考え直すなら今しかない。(2017年1月10日)<記事全文>

【琉球新報】<社説>
■訓練の詳細不明 墜落事故再発は避けられぬ

 琉球新報、沖縄タイムスの地元2紙7日付は、墜落事故を起こした米軍MV22オスプレイが、事故原因となった「空中給油訓練を再開した」と報じた。いずれも「政府関係者」の情報としており、在日・在沖米軍、日本政府、沖縄防衛局は公式に発表していない。
 オスプレイがいつ、どこで給油訓練を再開したのか、米軍、日本政府ともに県民に明らかにしていないのである。
 これほど不誠実な対応がまかり通っていいものだろうか。
 米軍は訓練再開を通告したのみで再開の日時、場所は明らかにせず、政府も確認しようとしない。「いつ、どこで、どのように」の詳細は不明のまま、あたかも給油訓練が安全に再開されたかのような既成事実を積み上げている。米軍、政府の対応からは悪質な印象操作の意図さえうかがえる。
 米軍、政府の不誠実な対応に強く抗議し、改めて県民への詳細な情報公開を要求する。
 今回の事故は、空中給油機の直後を飛ぶオスプレイが、プロペラを破損後に墜落した。………(2017年1月10日)<記事全文>

2017/01/10 10:28

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