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【伝える訴える 「いのちを撮る」】紛争記者、自然映像作家へ

【共同通信】<伝える訴える>
■「現場も知らずにニューヨークでアフガンのテロについて競って書いている」 目が合った瞬間、全身が深い瞳の奥に吸い込まれるように感じた。

 パキスタン北部、標高4100メートルのデオサイ高原。2012年夏の明け方、野営していた自然映像作家のニサル・マリクは、外の空気を吸おうとテントから出た。ふと視界の隅に大きな影が動く。ヒマラヤヒグマだ。

 距離はわずか数メートル。少し驚いたようにこちらを眺めている。ヒマラヤヒグマはマリクをじっと見つめ、やがて去った。思わず身震いした。寒さや恐れからではない。

 「ほんのわずかな間の出来事だが、純粋で崇高な瞬間だったからだ」
 ▽世界が知らない

  ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈の間にあるデオサイ高原には、多くの小川が流れ豊かな植生が残る。年間半年以上、雪に覆われる約3千平方キロメートルの湿原地帯だ。この「聖域」を主な生息地とするヒマラヤヒグマはかつて、ブータンやネパールから北インド、北パキスタンにかけ広く分布していた。だが剥製や毛皮、薬を作る目的で狩猟され、個体数は激減した。…(2017年1月4日)<記事全文>


2017/01/04 20:17

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