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【岩手日報 論説】 「開戦」80年 加害の歴史に向き合う

【岩手日報】<論説>
■戦争被害者としての意識ばかりが膨らんだ印象はないだろうか

 北京郊外の盧溝橋を訪れたのは、安倍晋三首相が戦後70年談話を発表する直前の2015年7月。隣接して中国人民抗日戦争記念館があり、老若男女でごった返していた。

 南京の大虐殺記念館にも行った。中国の中でも反日色が強いとされる土地柄、誰彼となく「あまり大きな声で話さない方がいい」と身構えた。実際は旅程を通し物騒はなかった。むしろ物騒なのは、身構えてしまう自分の心のありさまだったのかもしれない。

 韓国も含め、いろいろな施設を訪ね、いろいろな立場の人に話を聞いて感じたことがある。日本の戦後は「敗戦」に焦点が当たるが、近隣国は開戦という名の「侵略」の始まりに軸足を置く。和解の道の険しさに思い至る。

 盧溝橋は、日中戦争が始まった場所だ。1937(昭和12)年7月7日、その付近で日本軍と中国軍が衝突。これを機に、日本は太平洋戦争になだれ込んでいく。

 歴史の流れに照らせば、盧溝橋事件は実質的に日本が国際社会に「開戦」を告げる号砲となった。今年は、それから80年目に当たる。………(2017年1月3日)<記事全文>

2017/01/03 12:10

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