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【山陰中央新報 コラム】希望をつなぐ力

【山陰中央新報】<北斗星>
■奇跡のサバイバル

 絶対に生きて家族に会いたい-。今年10月奈良県で登山中に遭難し、13日ぶりに救助された島根県の冨樫篤英土木部長。2カ月半ぶりに仕事に復帰し、記者会見に臨んだ。その会見を聴きながら、希望をつなぐ力が人間をここまで強くするのかと教えられた▼一人で下山中に道に迷い崖から滑落。しばらく気絶して気が付くと上半身に強い痛み。肋(ろっ)骨(こつ)を折ったようで顔からは出血。激しい痛みで体を動かすことができずその場で救助を待つことにしたが、救助のヘリコプターの音が近くなったり遠くなったり。音は聞こえるが姿は見えずそのうち持参した水は2日間で切れ、食料は準備していなかった▼幸いだったのは、体を休めていたすぐそばの岩場から湧き水が見つかったこと。その水を飲みながら飢えを凌(しの)ぎ、夜間は乾布摩擦で寒さから身を守った。2週間近く何も食べなかったが「体の痛みに気を取られ、空腹は感じなかった」という▼「今思えば、その日のうちに帰らなければと先を急いだ気持ちが遭難を招いた」と振り返る………(2016年12月29日)<記事全文>

2016/12/29 16:00

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