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【山陰中央新報 コラム】 人間と鳥が同じ起源のウイルスに脅かされる

【山陰中央新報】<明窓>
■鳥と人間 

 米子市の米子水鳥公園のコハクチョウから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出された。2010年には安来市の養鶏場で発生し、2万羽超の鶏が焼却処分される事態になった。生き物を手にかける心痛を漏らした島根県職員の言葉、経営者の疲れきった表情が記憶に残るだけに、家畜被害がないよう願う▼鳥は人間と同様、呼吸効率を高めて進化した先祖から生まれたという共通点がある。地球の歴史で酸素濃度が低い時代に恐竜の一部は「気嚢(きのう)」という器官、哺乳類は「横隔膜」を発達させた▼6500万年前、地球に巨大隕石(いんせき)が衝突したことによる環境変動で生物種の7割が絶滅した。生き延びた恐竜の一部は空気の薄い空に進出して鳥に進化。強敵の恐竜がいなくなって哺乳類が繁栄し、酸素を大量に消費する脳を発達させ、人間が誕生した▼そもそも進化はあらかじめ生物にプログラムされている。生物が持つタンパク質の一種は突然変異を覆い隠す働きがあり、環境変動でストレスにさらされると、その働きが弱まって突然変異が現れ、進化につながるという……(2016年12月3日)<記事全文>

2016/12/03 13:00

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