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【大川小学校津波訴訟判決 コラム】 紀伊民報 長崎新聞

【紀伊民報】<水鉄砲>
■「避難大川小学校の悲劇」 

  東日本大震災の津波で亡くなった児童の遺族が宮城県と石巻市を相手に計23億円の損害賠償を求めた訴訟の判決要旨を読んで、不覚にも涙が出た。

 ▼高さ10メートルの津波が来るというラジオの放送を聞いていながらなぜ、教員たちは児童を海の方に誘導したのか。どうして、すぐに学校の裏山に避難させなかったのか。その判断の誤りが悔やまれてならない。

 ▼仙台地裁の判決は「教員は津波の襲来を予見できた。不適切な場所に児童を避難させた過失がある」と認定。訴訟を起こした23人の遺族に総額約14億3千万円を支払うよう県と市に命じた。

 ▼この津波では児童74人と教職員10人が死亡・行方不明になった。だが、学校のすぐ裏には山がある。歩いて2分、小走りで1分ほど。避難時に多少の混乱はあっても、ともかく避難できる。判決も「教員は、短時間に比較的容易に上ることが可能な裏山に向けて児童を避難させる義務を負っていた」としている。………(2016年10月27日)<記事全文>


【長崎新聞】<水や空>
■学校の過失 

 「先生の言うことを聞いていたのに」の横断幕が悲しい。「責任を断罪」の文字が悲しい。あの日、同じ時間に同じ場所で無情の黒い波にのみ込まれた生命は「助かったはずの子ども」と「死なせた大人」に分けられてしまった▲東日本大震災の津波災害で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童74人のうち23人の遺族が起こした損害賠償請求訴訟の判決で、仙台地裁は県と市に14億2600万円の支払いを命じた▲学校は浸水想定を超える津波に襲われた。だが裁判所は「津波の襲来は予見可能だった」「助かった可能性が高い裏山を避難先に選ばなかった過失がある」と学校側の責任を指摘した▲教職員10人も津波で犠牲になった。裁判で問われたのは彼らの判断ミスだ。酷にも映る。しかしそれは、子どもを預かる学校という場に対する社会の信頼や期待の裏返しである………(2016年10月28日)<記事全文>

2016/10/28 12:57

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