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【長崎新聞 コラム】 学校の過失

【長崎新聞】<水や空>
■学校という場に対する社会の信頼や期待の裏返しである 

 「先生の言うことを聞いていたのに」の横断幕が悲しい。「責任を断罪」の文字が悲しい。あの日、同じ時間に同じ場所で無情の黒い波にのみ込まれた生命は「助かったはずの子ども」と「死なせた大人」に分けられてしまった▲東日本大震災の津波災害で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童74人のうち23人の遺族が起こした損害賠償請求訴訟の判決で、仙台地裁は県と市に14億2600万円の支払いを命じた▲学校は浸水想定を超える津波に襲われた。だが裁判所は「津波の襲来は予見可能だった」「助かった可能性が高い裏山を避難先に選ばなかった過失がある」と学校側の責任を指摘した▲教職員10人も津波で犠牲になった。裁判で問われたのは彼らの判断ミスだ。酷にも映る。しかしそれは、子どもを預かる学校という場に対する社会の信頼や期待の裏返しである………(2016年10月28日)<記事全文>

2016/10/28 11:00

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