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【徳島新聞 社説】 全国学力テスト 制度見直しの議論始めよ

【徳島新聞】<社説>
■ようやく対策に乗り出すようだ 


 今年4月に行われた全国学力テストにおける徳島県内の公立学校の全国順位は、小学6年が昨年度と同じ27位で、中学3年は29位から21位に上昇した。

 県教委は、児童生徒の学力と教員の授業力向上に向け、鳴門教育大と連携して昨年度から取り組んでいる「徳島『確かな学力』育成プロジェクト」が一定の成果を挙げたとしている。

 ただ、知識の活用力をみるB問題の平均正答率は小6、中3とも全科目で全国平均を下回った。応用問題が苦手という傾向は以前から指摘されている。早急に改善策を講じるべきだ。

 文部科学省は2020年度に小学校から実施される学習指導要領で、子どもが主体的に学ぶアクティブ・ラーニングを全教科に導入する。今回のテストで、アクティブ・ラーニングに取り組む小6児童の算数Bの平均正答率は、取り組んでいない児童より17・8ポイント高かった。思考力や表現力の養成の参考になろう。

 懸念されるのは順位競争の過熱だ。学力テスト対策として通常の授業を削ってまで、過去問題や類似問題を解かせている事例が全国の学校で相次いでいる。徳島県教委は「県内ではそうしたケースはない」としているが、現場の教員からは「順位が落ちると保護者らからの目が厳しくなる」と、無言の圧力を示唆する声が聞こえてくる。………(2016年10月20日)<記事全文>

2016/10/20 11:00

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