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【佐賀新聞 論説】 教育情報不正アクセス システムの脆弱性解消を

【佐賀新聞】<論説>
■13億円もかけた県教委のシステム 


 佐賀県の教育情報への不正アクセスにより、中高校生ら1万人の個人情報が盗まれる事件が起きた。盗んだ疑いで逮捕されたのは、独学でハッキングを学んだという17歳の少年。その不正行為が許されないのは当然だが、簡単に侵入を許したシステムも脆弱(ぜいじゃく)性という課題が浮き彫りになった。

 県教委が把握している情報流出はファイル21万件で、タブレット型のパソコンが導入されている県立中学・高校の生徒や教師、保護者ら1万人分のデータが含まれる。住所や電話番号のほか、テストの成績や家庭環境調査、指導報告など重要な個人情報が多く、関係者を不安にさせている。

 逮捕された佐賀市の17歳無職少年は、仲間たちと盗んだ情報を共有し自慢していたというが、本当に外部流出はないのか。捜査の行方を注視したい。

 少年は本などで独学でハッキングを学び、ネットワークに侵入した。自ら開発した攻撃用ソフトウエアを使ってシステムの弱点を突くなど、相当の技術があったことがうかがえる。

 彼が証明して見せたのは、個人の力でハッキングできるという事実であり、13億円もかけた県教委のシステムは、それを防げぬほどの安全性しかなかったということだろうか。

 県教委は2月に警視庁から連絡を受けて、初めて侵入を知ったという。情報を盗まれていることもシステムは感知できていなかった。パスワードを変えて対策を取ったものの、3カ月後、少年の仲間に再び侵入を許している。………(2016年6月29日)<記事全文>

2016/06/29 10:19

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