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【虐待疑いの子どもが最多 】児童相談所の役割、根本議論を

【京都新聞】<社説>
■虐待が密室で行われることを考えると、被害は氷山の一角と考えるべきだ 

 虐待が疑われるとして昨年1年間に全国の警察が児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもが3万7020人だったことが警察庁のまとめで分かった。前年より8千人多く、28%も増えた。統計を始めた2004年以降、増加を続け、初めて3万人を超えた。
 通告のうち、子どもの生命に危険がある緊急時や夜間などに警察が保護した子どもは3年連続で増えて2624人に上る。警察が事件として摘発した件数は785件、被害者は807人にもなり、26人が死亡している。児童虐待への社会的な関心が高まり、隣近所からの積極的な通報につながったのが増加の背景とみられる。
 別の数字もある。警察から通告を受ける以外に市町村経由の情報や独自の端緒で全国の児童相談所が14年度中に対応した虐待件数は8万9千件近い。虐待が密室で行われることを考えると、被害は氷山の一角と考えるべきだ。
 児童相談所は、児童福祉法に基づき、都道府県と政令指定都市に最低一つを置いている。医師や大学で心理学や社会学を学んだ児童心理司、児童福祉司などの専門職員が活動を支えているが、虐待事案の増加にマンパワーが追い付いていないと指摘される。………(2016年3月25日)<記事全文>

2016/03/25 15:06

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