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【魔女裁判の構図】「いじめやネットバッシングとまったく同じ」


【千葉日報】<忙人寸語>
■だれかを悪者にしたり、見下すことには魔力がある 

▼魔女というと「中世の暗黒時代」の印象が強いが、そうではなかった。魔女裁判が盛んだったのは16~17世紀。印刷術の発明をはじめ、科学や司法が近代化する近世が舞台だ
▼都内で開催された「魔女の秘密展」で、いまの社会との共通点に触れた。妄信に流されて魔女というスケープゴートを生み出した時代状況と、いじめに悩まされ、ネット情報に振り回される現代が二重写しになる
▼「科学や法律が中途半端に発達した時代だからこそ。みんなが魔女を情報として知り、異端審問所ではなく裁判所で市民同士が訴え合う。理由はねたみや恨み。魔女裁判の構図は、いじめやネットバッシングとまったく同じ」。美術評論家の山田五郎さんは解説する
▼だれかを悪者にしたり、見下すことには魔力がある。対象を矮小化(わいしょうか)して自分が大きくなったと錯覚したり、そのことで安心できるからなのか。他人の不幸は蜜の味という。群集心理となれば暴走もしやすい
▼全国的にいじめが深刻化し、若者が自殺に追い込まれるケースも目立つ。スマホの普及とともに、ネットを通じた中傷や不適切な投稿は世界中で増えている。時代を超え、国の違いに関係なく根深い問題だ

………(2016年3月22日)<記事全文>


2016/03/22 11:11

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