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【福島民報の論説】丸川環境相発言 揚げ足取りに終わっては時間の無駄

【福島民報】<論説>
■丸川環境相発言 揚げ足取りに終わっては時間の無駄 

 東京電力福島第一原発事故後に国が定めた除染の長期目標に関する発言をめぐり丸川珠代環境相が国会で野党の追及を受け、発言を撤回した。極めて複雑になった問題を軽々しく口にする大臣も大臣だし、「言った、言わない」のレベルで終始しているような国会審議を見ていると、ため息しか出ない。
 丸川環境相の発言の狙いは分からない。除染の在り方については、さまざまな意見や考え方があり、依然として混乱も見受けられる。見直しの議論をするつもりなら徹底的にやればいい。もちろん、放射線防護の考え方、これまでの経緯、専門家や行政関係者の意見、県民の思いなどを踏まえた上での話だ。そうした知識も覚悟もなく、当時の民主党政権を批判するために口を滑らせたとすれば、さらなる混乱も起きかねず、大臣としての資質が問われる。
 野党の民主党も偉そうなことは言えまい。放射線防護をめぐる混乱を招いたのは当時の政府だ。学校の屋外活動制限基準を年間20ミリシーベルトとしながら、程なく内閣官房参与が反発して辞任した。これが小さな子どもを持つ母親たちを不安に陥れた。その後、年間1ミリシーベルト以下を目標に掲げたことで混迷は深まり、除染にも影響を及ぼした。より良い対応の在り方を探るため自らの失敗を含め議論をするなら意味もある。揚げ足取りに終わっては時間の無駄だ。………(2016年22日)<記事全文>

2016/02/22 11:40

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