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【軽すぎる政治家の言葉】「国民の前での約束」を首相はいまだ果たさずにいる

【東奥日報】<社説>
■政治家としての資質を疑わざるを得ない 

喉元過ぎれば熱さを忘れる。下野して嘗(な)めた辛酸も、とっくに忘れてしまったか。安倍政権を支える閣僚や自民党議員の失言・放言が目に余る。「1強」政治の慢心、驕(おご)りと指弾されても仕方あるまい。

 直近では参院憲法審査会での丸山和也議員の発言だ。「米国は黒人が大統領になっている。これは奴隷ですよ」。大国のリーダーを「奴隷」呼ばわりする無神経さにあきれる。しかもオバマ氏は奴隷の子孫ではない。「言葉足らずだった」と発言を撤回した。

 波風の強さに慌てて幕を引く。毎度おなじみの失言劇場である。政治家にとって命同然に重いはずの言葉が、こうも軽んじられては政治家としての資質を疑わざるを得ない。

 安倍晋三首相とて、脛(すね)に傷を持つ。2012年11月の党首討論。野党・自民党総裁として当時の野田佳彦首相と対決し、衆院解散を迫った。野田氏から定数削減の「身を切る改革」を条件に突きつけられ、これをのんだ。「国民の前での約束」を、首相はいまだ果たさずにいる。
………(2016年2月20日)<記事全文>


2016/02/20 12:00

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