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【山陽新聞の社説】老人ホーム連続死 影落とす初動捜査の遅れ


【山陽新聞】<社説>
■不自然な点に疑問をもって早く捜査に動いていたら… 


 川崎市の介護付き有料老人ホームで2014年11月に起きた入所者男性の転落死で、神奈川県警は23歳の元職員の男を殺人容疑で逮捕した。元職員は容疑を認め、さらに翌12月に同施設で発生した女性入所者2人の連続転落死についても殺害を供述しているという。


 元職員は、男性入所者を抱え上げて4階のベランダから投げ落として殺害した疑いがもたれている。犯行を認める供述内容と、遺体や現場の状況が一致したとされる。3件はいずれも深夜から未明にかけてベランダから転落し、そのすべてが勤務時間内だったのは元職員だけだった。


 殺害が事実なら、おぞましいかぎりである。3人は認知症や記憶障害があり、要介護2~3だった。元職員は調べに対し、「入所者の言動に腹が立った」「夜勤が多くしんどかった」などと語っているそうだ。だからといって、命を奪うなど到底許されることではない。捜査当局には犯行動機をはじめ徹底した全容の解明を求めたい。


 連続転落死をめぐっては当初から、元職員の当直勤務との関連以外にも数々の不自然な点が見受けられた。2件目の死亡者は男性入所者が亡くなった後の部屋に入った女性だった。さらに、ベランダには高さ約120センチの手すりが設けられている。身長が150~160センチで介護を要する状況の人が、自力で乗り越えるのは難しいとされる。


 事件性を視野に入れてもおかしくない状況と思える………(2016年2月19日)<記事全文>

2016/02/19 15:46

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