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【焼き肉店集団食中毒で書類送検】やるせない不起訴見通し

【北國新聞】<社説>
■店舗の運営会社や生肉の卸元に何らかの非があったと思わざるを得ない 


 石川県や富山県など4県の6店舗で、集団食中毒事件を起こした「焼肉酒家えびす」の運営会社元社長らが不起訴となり、法廷の場で過失を問えぬまま捜査が終結する見通しとなった。5人もの尊い命を奪い、生肉規制のきっかけともなった事件だけに、書類送検のみで終わるとすれば、やるせなさが募る。遺族や被害者から「納得いかない」「何のための5年間だったか」と嘆く声が漏れるのも当然だろう。

 元社長は「納入された肉に菌が付いた場合を想定した衛生管理を一切行ってこなかった」という。厚生労働省は当時、菌が付きやすい生肉の表面を削るトリミングを行うよう通知していたが、えびすの各店舗では実施していなかった。生肉の卸元も国が定めた生食用肉の衛生基準を満たしていなかった。

 庶民感覚に照らせば、店舗の運営会社や生肉の卸元に何らかの非があったと思わざるを得ない。疑うに十分な理由があるなら、法廷の場で事実を開示し合い、白黒を付ければよいのではないか。事件に関わった多くの人々に共通するのはそんな思いだろう。
……(2016年2月17日)<記事全文>

2016/02/17 11:15

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