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【中国経済減速】構造改革着実に実行を

【デーリー東北】<時評>
■中国発の世界危機にならないよう注視していく必要がある 


 世界の株式市場と原油市場が大きく揺れている。主な震源は中国で、経済減速の影響が広がるとの懸念から売りが先行し、下落傾向を強めているのだ。2008年のリーマン・ショック後の世界経済をけん引してきた中国の成長鈍化は、世界的なリスク要因となりつつある。

 注目された中国の15年の実質国内総生産(GDP)は前年比6・9%増となった。25年ぶりの低い伸びで、生産、投資の不振が成長減速を招いた。この数字だけ見ると堅調とも思えるが、実態はもっと低く、5%程度と指摘する専門家もいる。統計データの信頼性が疑問視されており、中国経済への不安を強めている一因だ。政府はまず透明性を高める必要がある。

 経済減速の問題点は、はっきりしている。鉄鋼などの過剰な生産設備と大量に売れ残った住宅などの不動産在庫、それに国有企業や地方政府の過大な債務である。きちんとした需要予測を立てずに投資を拡大した結果だ。輸出が減少しており、労働コストの高騰による製造業の競争力低下も顕著になった。

 中国が世界第2位の経済大国に成長した一つのきっかけは、リーマン・ショック後の4兆元もの景気対策だ。米国発の金融危機は欧州、アジアにも広がり、それを救ったのが中国の大規模な財政出動といえよう。今やその動向が先進国や新興国の経済に大きな影響を与えるまでになった。多くの資源を輸入してきた中国の停滞は、資源輸出国を直撃する。………(2016年1月22日)<記事全文>

2016/01/22 10:48

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