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【中日新聞の社説】スポーツ文化変わるか 五輪の年に考える

【中日新聞】<社説>
■スポーツ文化変わるか 五輪の年に考える 

 今年はリオデジャネイロ五輪・パラリンピックが開催され、四年後の東京大会に引き継がれます。日本のスポーツ文化が変わる契機となるのでしょうか。

 二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックは、日本のスポーツ文化にどのような影響をもたらすのか。そのことを、スペインを例に考えてみたいと思います。

 四年前の深刻な経済危機から必死に脱出しようとしているスペインですが、実は世界に名だたるスポーツクラブ先進国であることはご存じでしょうか?

総合クラブの価値

 米経済誌フォーブスが昨年に試算した「世界で最も資産価値のあるスポーツクラブ」ランキングでは、サッカーのレアル・マドリードが資産価値三十二億六千万ドル(約三千九百億円)で三年連続の一位に輝き、ライバルのFCバルセロナも四位。RマドリードにはC・ロナルド、バルサにはメッシ、ネイマール、スアレスらスター選手が所属し、世界中のサッカーファンから注目されています。入場料収入、放映料、グッズ売り上げなどを合算すれば、資産価値が高いのは当然でしょう。

 ちなみに二位で並んだのは米大リーグのニューヨーク・ヤンキース、米アメリカンフットボールのダラス・カウボーイズでした。

 注目したいのはRマドリードもFCバルセロナも「総合スポーツクラブ」として、資産価値を高めてきたことです。日本でスポーツクラブというと、フィットネスジムなどを思い浮かべるかもしれません。しかし本来は「スポーツを観(み)る楽しみ」「やる楽しみ」を地域に提供する拠点を指します。例えばFCバルセロナはサッカー以外にバスケットボール、ハンドボールなどのプロチームを持ち、ラグビー、フィギュアスケート、アイスホッケーなどのチームも所属しています。

日本は「体育」中心

 さらにこれらの施設や設備を使った各競技のスクールもあり、専門のコーチが初心者からレベル別に指導することで、バルセロナ市民がスポーツに触れて楽しむ場となっているのです。

 一方、日本のスポーツで中心であり続けてきたのは「体育」です。
………(2016年1月12日)<記事全文>

2016/01/12 10:34

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