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【核燃料取り出し】2号機は建屋内の放射線量が高く具体的な計画すら決まっていない


  福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しが始まり、政府、東京電力が示す廃炉工程は「第2期」に入った。

 完了まで30~40年かかるとされる廃炉工程は三つの期間で構成され、「第1期」は事故を起こした原子炉の安定化が課題だった。第2期では各号機のプールからの燃料取り出しと並行し、原子炉内で溶けた燃料の取り出しに向けた研究や格納容器の補修などを本格化させる。

 1~4号機のプールには計3106体の燃料があり、4号機がほぼ半数の1533体を占める。本年度末には、3号機で燃料取り出しに向けた原子炉建屋カバーの建設が始まるほか、1号機で建屋上部のがれき撤去のため現在の建屋カバーの解体が始まる見込みだ。

 2号機は建屋内の放射線量が高く、燃料をどうやって取り出すか具体的な計画すら決まっていない。
 各号機プールの燃料移送先となる共用プールに空きスペースを確保するため、もともと共用プールに保管されていた燃料を「乾式キャスク」という空冷式の鋼鉄製容器に入れ、屋外の保管施設に移す作業も進んでいる。

 「第3期」では、1~3号機で溶融した燃料を取り出す。政府、東電は溶融燃料の取り出しを早ければ1、2号機で2020年度前半に、3号機で21年度後半に始められると想定している。

 しかし溶けた燃料が格納容器のどの辺りにあるかは不明で、取り出し技術も研究段階。作業は格納容器を水で満たし、水中で行うことになるが、各号機とも事故で格納容器に亀裂などが生じている可能性があり、難航が予想される。

(共同通信)

2013/11/19 12:41

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