乳製品全体の需要が低迷 【北海道新聞のコラム】 江戸期の末にペリーが黒船で来航して以来、外国人が不便を感じたことの一つは、牛乳が手に入らないことだった。日本には飲む習慣がない▼箱館に上陸した米貿易事務官のライスは、奉行から牛を提供されて、自ら乳を搾った。これが北海道で最初の搾乳だった・・・だが乳製品全体の需要は低迷している。牛乳は安売りされ、ミネラルウオーターの方が高かったりする。水より安値では、休みなく働く生産者は大変だ▼銭湯の風呂上がり、冷たいのを買って一気に飲む。うまかった。あの味わいを思い出してみる。牛乳はやっぱりいいもんだ。(2010年2月4日付「卓上四季」)全文
バター不足 【愛媛新聞のコラム】 村上春樹さんの小説を読むと無性にサンドイッチが作りたくなる。食材や料理の描写が美しい。パンを切ってバターとマスタードをたっぷり塗る。野菜やチーズをはさむ。台所に立つと物語の一場面が浮かんでくる。バターが印象的だ。「世界中のジャングルの虎がみんな溶けてバターになってしまうくらい好きだ」・・奇妙な暗闇を「様々な絵の具をバターのように厚く塗り込めた」と形容する。身近な食材だから読む側も想像しやすい。ところが今年はサンドイッチの材料がそろいにくい。未曾有のバター不足だ。・・・(2008年5月4日付「地軸」)
牛乳売買発祥の地 【南日本新聞のコラム】 ▼・・幕府との交易交渉を目的に来日した米国総領事タウンゼント・ハリスは下田で約3年間過ごした。総領事館にしたのは波静かな湾からほど近い玉泉寺。その寺が「牛乳売買発祥の地」という。境内に立つ碑によれば、多忙を極め病に伏したハリスは牛乳を要望した・・・(2008年4月11日付「南風録」)
坪内逍遥の朝食 【デーリー東北のコラム】 ▼明治文壇の旗手坪内逍遥の朝食はバターをたっぷり塗ったトーストと決まっていたが、火鉢に網を載せ、自身の手で焼くのを常としていた。こればかりは妻も手を出せず、うまく焼けるとことのほか機嫌がよかった・・・(2008年4月15日付「天鐘」)このコラムの全文を読む
参考になる記事
「スーパーにバターがない」(共同)





