【田舎暮らし】 “移住” “人生二毛作” “マスオさん帰農” “擬似故郷”
【岩手日報のコラム】 芥川賞作家となった楊逸さんが今月初め、盛岡で講演した。…中国東北部のハルビン出身。そのせいか、日本でも北の風景にひかれるという。あいにくの暖冬。当日は「白い景色が見られると思っていたのに」と残念がっていたが「故郷に来たような気がする。懐かしい」と語っていた。…ひょっとしたら人は、知らない土地を訪ねたとき、知らず知らずのうちに古里と共通した景色を探すのではないか。…「疑似故郷」とでも言おうか。…古里のパワーを感じながら生きることは、決してマイナスにはならない。旅立ちの季節。初めて親元を離れる人も多い。自分が育った故郷の風景をしっかり目に焼き付けていってほしい。(2009年3月13日付「風土計」)全文
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【西日本新聞の記事】 福岡県嘉麻市上山田の「クリ山」で、自給自足の生活を送る重松博昭さん(58)が、34年間の田舎暮らしを振り返る「われら雑草家族」(石風社刊)を出版した。子どもたちとの思い出や、山林開発問題などをたどりながら「豊かさとは何か」を問う1冊になっている。福岡市出身の重松さんは「土の上で暮らしたい」と1974年に九州大を中退し、1ヘクタールあまりのクリ山に移り住み、「我流」で養鶏を始めた。家族5人の「掘っ立て小屋」での生活。小屋の真ん前の山に突如、持ち上がったゴルフ場建設問題。地域住民と取り組んだ丸太小屋造り。そして子どもたちの巣立ち…。著書にはそのとき、そのときの重松さんの思いがつづられている。重松さんは「クリ山から見守り続けた、家族や地域の営みをまとめた。生きるためには何が必要かを考える、きっかけにしてもらえれば」と話している。1600円(税別)。2008年11月末から県内の書店で発売。石風社=092(714)4838。…(2008年11月15日)
【中国新聞のコラム】 …「マスオさん帰農」と呼べようか。退職後に妻の実家へ共に戻り、土に向かう夫のことだ。知人の集落でも既に二人、いずれもう一人東京から帰る。慣れない農作業に目を輝かせる姿は初々しい。外の風をムラに呼び込む役割も担う。妻の実家への改築移住、見よう見まねのコメづくり…。ホームページで田舎暮らしを発信するのは、庄原市東城町の木村博介さん(63)。炭焼きも始め、集落のとんどを有志と復活させた。「地域に溶け込み、何ごとも面白がること」。実り多き「人生二毛作」の秘訣(ひけつ)だろう。(2008年10月10日付「天風録」)全文
【北海道新聞のコラムから】 季節感の妙は、住んでみなければわからない。道や市町村が進める体験移住が好評だという。首都圏などからの移住を検討する人に、公営住宅などを提供して長期滞在してもらう事業だ。北海道の魅力をじっくりと味わう機会になっていることだろう…道外の方々、少し暮らして、一緒に楽しみませんか。(8月23日付「卓上四季」)
【福島民報のコラムから】…江戸時代にも転勤族がいた。全国に散在した幕府領の支配を担う代官ら役人だ。…現代の転勤族にも本県を「ついのすみか」に定める例がある。「住みやすい」「人情が厚い」など理由はさまざま。全国から本県が選ばれたわけで、何となくうれしくなる。(4月6日付「あぶくま抄」)
【下野新聞のコラムから】 …縁あって住むことになった地を「好きになろう」と思わなければ、好奇心も生まれない。転勤族ではなくても、好きになろうと前向きに思う心が、その町の魅力を探し出す。町の活性化は、わが町を好きになることから始まる。(5月17日付「雷鳴抄」)
【河北新報のコラムから】…大都市圏の弁護士だけ増えても地方にメリットはない。日弁連や東北弁護士会連合会は「ひまわり基金」や「やまびこ基金」と名付けた弁護士過疎対策に取り組み、各地に公設事務所をつくっている・・・(4月22日付「河北春秋」)

