【怒る沖縄】九州中北部で海兵隊の全機能を集約するほうが合理的だ
【沖縄タイムスの評論】
…首相は朝鮮半島と台湾海峡を念頭に置いているはずだが、沖縄の海兵隊は長崎県佐世保を母港とする海軍艦船で移動する。朝鮮半島をにらむのであれば、九州中北部で海兵隊の全機能を集約するほうが合理的だ。台湾へ向かうにも起点はやはり長崎にならざるを得ない。九州中北部だけでなく、自衛隊演習場を抱える本州など候補地はいくらでもあるではないか。
海兵隊の主任務は紛争地からの米民間人の救出だ。海兵隊の抑止力とは何か。首相から具体的な説明は何もない。
首相の言葉は耐えられないほどの軽さだ。選挙前は聞き心地の良い公約を振りまき、選挙後は努力目標と開き直る。開いた口がふさがらない。
鹿児島・徳之島へのヘリコプター部隊の一部移設をめぐっても断念する方針を固めたもようだ。県内移設で納めるつもりなのか。沖縄の民意を軽んじるのもいいかげんにしてもらいたい。地元合意のない基地建設はあり得ない。山岡賢次国対委員長は普天間問題で「直接国民の生活には影響していかない。何か雲の上の話」と発言した。糸満市議の抗議で撤回して謝罪したものの、民主党はもう空中分解しているのではないか。
(2010年5月7日)全文
2010/05/07 19:08

