【藤田まことさん死去】本物の「仕事人」がまた一人いなくなった…

何とも残念…【徳島新聞のコラム】 勤め先の奉行所に行けば「昼あんどん」とバカにされ、家に帰れば嫁やしゅうとめにいびられる。だが、裏の顔はすご腕の殺し屋として悪人どもをクールに切り捨てる-
大ヒットしたテレビ時代劇「必殺仕置人」の主人公・中村主水(もんど)である。その主水役を格好よく演じた俳優の藤田まことさんが、おととい亡くなった。76歳。庶民的で気取りのない、演技派のいい役者だっただけに、何とも残念な訃報(ふほう)である…
やがて視聴率が低迷し、番組が打ち切られると、藤田さんは地方のキャバレー回りに出た。それが藤田さんを、ぽっと出の役者とは違う“大人の役者”に育てたようだ。兄の戦死という、つらい体験も背負っていた
人生の酸いも甘いもかみ分けて、背中の演技で勝負する。そんな本物の「仕事人」が、また一人いなくなった(2010年2月19日付「鳴潮」)全文はこちら
失敗が財産【河北新報のコラム】 俳優の藤田まことさん宅には、自分が出演した作品のビデオが150本ほどある。いずれも納得がいかない作品だ。しくじったから、じっくり見直す必要があるという
▼「失敗作こそ僕の財産かもしれませんな。ただ、ふつうの財産と違うのは、増やしてはならないところ」(著書『最期』)。役者として、芝居に決して妥協しなかった姿が浮かび上がる…(2010年2月19日付「河北春秋」)全文はこちら
【写真】がん療養から「必殺仕事人2009」の撮影現場に復帰し、喜びを語る藤田まことさん=08年12月、京都市の松竹京都撮影所=共同通信
2010/02/19 11:55

