【立松和平さん死去】「海を見たことのない少年だった」栃木県出身、全国、世界を巡る
少年の夢【北海道新聞のコラム】 山育ちのその人は、「海を見たことがない少年」だった。幼いころ鉄道やバスを乗り継いで、故郷近くの海を初めて見た。「過剰なほどの光を前にただびっくりしていた…あれほどの感動がそれ以後にあったか」
▼自分の中に新しい世界を抱え込んだ。旅を繰り返すようになった。「少年の夢だといってもいい。君の内部には、幼い日にはじめて対面した巨大なまばゆい海があったのだ」。少年時代の自分にそう手紙を書いたのは、立松和平さんである
▼北海道の海もしばしば訪れた。「雄冬岬へ」という随筆を残している。草木が茂り、踏み分け道も消えているような中、無人の灯台に向かう。何があるわけではないが、訳のわからない地点に体を運んでいくのが旅で、「旅とは酔狂の果てなのだ」…(2010年2月12日付「卓上四季」)全文はこちら
【電子号外】立松和平氏死去 「遠雷」など著書多数(下野新聞)はこちら
立松和平氏死す【下野新聞のコラム】ファクスで送られてくる原稿は手書きだった。丸みを帯びたかわいらしい字で、一気に書き上げたような文面だった。立松和平さんは、笑顔だけでなく、文字にまで親しみやすさがにじみ出ていた
▼いつも原稿用紙とペンが入ったバッグを持っていた。あちこち飛び回る中「時間があればね、電車の中とかで書くんですよ」と話していた。書くことが楽しくて仕方ないというふうだった
▼作家活動は小説だけにとどまらず…(2010年2月10日付「雷鳴抄」)全文はこちら
【作家の立松和平さん死去 小説「遠雷」、環境保護活動も】
小説「遠雷」などで知られ、環境保護活動やテレビ番組での実直な語り口でも親しまれた作家の立松和平、本名横松和夫)さんが8日午後、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。62歳。宇都宮市出身。葬儀は近親者のみで済ませ、後日、しのぶ会を開く…(2010/02/09 16:19 共同通信)記事全文

