【ウィルコム】負債総額2060億円 通信会社の破綻では最大規模
次世代PHS事業を軸に再建を目指す【共同通信の記事】PHS最大手ウィルコムは18日、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。負債総額は2060億円と、通信会社の破綻では最大規模。企業再生支援機構、ソフトバンクなどの支援を受けながら、次世代PHS事業を軸に再建を目指す。機構による支援は日本航空に続き2例目になる見通し。
国内で幅広くPHS事業を展開してきたウィルコムだが、携帯電話に押され、自主再建を断念。機構は25日までに支援を決める見込み。ソフトバンクと投資ファンド「アドバンテッジパートナーズ」の支援も受ける。
18日午後、東京都内で記者会見した久保田幸雄社長は「契約者の減少で資金の確保が難しくなった」と説明。社外取締役の稲盛和夫・日航会長を含む取締役全員が辞任し、経営責任を明確にする。久保田氏は社長辞任後も管財人として残る。
原口一博総務相は、記者団に対し「顧客やサービスに被害が出ないようにしっかり見守る」と話した。…(2010/02/18 22:03)
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【写真】会社更生法適用を申請し、記者会見の冒頭で頭を下げるウィルコムの久保田幸雄社長=2010年2月18日午後、東京都中央区、共同通信
PHS(2005年7月7日)携帯電話の設備や仕組みを簡略化した簡易型携帯電話。当初は、携帯電話に比べ通話料金やデータ通信料が安いことから利用者が広がったが、携帯電話でも通話料の低価格化が進んだ上、高速データ通信ができる第三世代携帯電話の普及に伴い利用者数は頭打ちになった。このため、NTTは今年2月にPHS事業からの撤退を発表。ウィルコムは今年5月に音声通話の定額制を導入したことから契約数が伸び、4―6月の新規契約から解約を差し引いた純増数は20万台を突破した。
ウィルコム(2009年9月19日)音声通話やデータ通信サービスを手掛ける国内最大手のPHS事業者。2009年8月末の契約者数は約450万人。1994年に第二電電(現KDDI)傘下のDDIポケットとして設立。04年に京セラと米投資ファンドのカーライルがKDDIから買収、05年に社名をウィルコムに変更した。
2010/02/19 00:24

