【戸別所得補償制度】日本の農業政策が大きな転換点を迎えている…
減反に参加する農家が増えそう【河北新報のコラム】 「ノギャル」とは、農業をするギャルのこと。今年の新語・流行語大賞の候補にも選ばれた。ギャルのマーケティング会社をつくった経歴を持つ藤田志穂さん(24)が、秋田県大潟村で始めた米作りプロジェクトの名称でもある▼東京・渋谷を拠点に活動する藤田さんが秋田を選んだのは、「渋谷駅の前に立つハチ公が秋田犬だから」。村の農家の協力を得て栽培したあきたこまちは「シブヤ米」として販売され、好評のようだ…▼減反に協力しない農家が多かった大潟村。戸別所得補償が来年度導入されるようなら、減反に参加する農家は増えそうだという。農政の大転換に、モデル農村にも変化の兆しが見える。…(2009年11月23日付「河北春秋」) 全文
制度設計過程が不透明だ【河北新報の社説】コメを対象に来年度から始まる予定の戸別所得補償制度は現在、農林水産省に設置された推進チームが制度設計を進めている。だが、その検討過程、議論の経過がよく見えない。政権交代に伴って、農政も大きく変わる現実を認識すれば、もっとオープンな手続きを踏むべきだろう。
今月に入って、従来「販売農家」と説明してきた対象農家が、水稲共済に加入している全農家(加入対象はコメ・麦で10アール以上の作付けを行う農家)を基本とすることが明らかになったと思ったら、財源確保に苦しむ財務省側が見直しを求め、再度の検討が必要という状況に逆戻りした。…(2009年11月20日付社説「戸別所得補償/制度設計過程が不透明だ」)全文はこちら
【写真右上】飼料用米を低コスト栽培する試験場を視察する赤松農相=2009年10月19日午後、神奈川県厚木市の東京農大厚木中央農場、共同通信、記事はこちら
政府は早めに制度の内容を固めて農家への周知を急ぐべきだ…【北海道新聞社のコラム】 …日本の農業政策が大きな転換点を迎えている。政府は来年度、コメを対象に戸別所得補償制度を導入する。販売額と生産費の差額分を税金で穴埋めし、農家の収入安定につなげる政策だが、具体的内容を固めるのはこれからだ
農林水産省/戸別所得補償制度について
農林水産省/戸別所得補償制度に関する地方窓口の設置について(PDF:82KB)
農業者戸別所得補償制度 - Wikipedia
農業者戸別所得補償制度の導入 - 民主党政策集INDEX2009
▼冬の間、農地は静かに春の訪れを待つ。初雪の中で、来年こそ豊作をと願う農家も多いことだろう。その期待に応える新たなコメ政策を、政府は打ち出してもらいたい。(2009年11月3日付「卓上四季」)全文はこちら
農林水産省は9日、戸別所得補償制度推進本部(本部長・赤松広隆農相)の第2回会合を開き、2010年度から実施するコメの戸別所得補償モデル事業の対象となる「販売農家」を、国の水稲共済に加入する約180万戸とする方針を決めた。政府統計上の販売農家の定義よりも3割近く多く、小規模農家に手厚い保護となる。「ばらまき」批判が強まりそうだ。
政府は年内に制度の詳細を公表する方向で、今後は補償水準が焦点となる。(2009/11/09 共同通信)全文はこちら
戸別所得補償制度についても具体的内容が早急に明確にされなければ、来年の作付けに向け準備する生産現場への周知徹底は遅れ、農家は焦るばかりだ。…(2009年11月12日付論説)全文はこちら
農家には期待感もあるだけに拙速は避けてほしい【岩手日報のコラム】 …消費が減って生産調整(減反)もうまくいかない。米価はずっと低迷が続く。政権交代で今度は戸別所得補償制度が始まる。補助金が複雑に絡むコメ政策の改革は難度が高い。政治も絡み失敗の歴史を繰り返してきた。
▼今から制度設計して来年度はモデル対策が実施されるが、大丈夫だろうか。農家には期待感もあるだけに拙速は避けてほしい。
(2009年11月5日付「風土計」)全文はこちら

