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【記者会見も変わる】 雑誌・フリー・インターネット記者にも開放 政府が提案 転機迎えた記者クラブ


 【47コラム】 今回の政権交代は、官僚の世界だけでなく、報道機関の世界にも、“新思考”を迫っている。きのうは鳩山首相の就任記者会見に初めて雑誌記者らが参加した。民主党の申し入れで実現した首相会見オープン化である。これまでは大手の新聞、テレビの記者たちと一部の外国メディアしか出られなかった。鳩山政権は、大手メディアの特権という批判も受けてきた記者クラブに対して、前例主義からの脱却を考える時期に来ているのでは、と問いかけたのだ。
 一方、「脱官僚依存」を掲げた鳩山政権は、中央官庁の次官定例会見を廃止した。警察庁、気象庁などの定例会見の廃止を含む見直しにも発展し始めている。沖縄では沖縄防衛局の定例会見も中止になった。これら「なんとか庁(局)」のトップは官僚だ。16日深夜からの閣僚初会見で、記者たちがこれらの点について新大臣ひとりひとりに質問していた。すごく気になるのだ。
 ネットは締め出し(J-CASTニュース)
 次官定例会見廃止については下手をすると、国民の知る権利を損ないかねない、という大上段からの議論をする人もいるだろう。しかし、キーワードはあくまで「脱官僚依存」。官庁の次官定例会見がなくなっても、それだけなら国民は「だからどうした」だろう。政治の官僚依存に対する反省とあわせて、報道側も官庁情報依存の危険性を逃れるきっかけにしていくべきだ、ということなのではないか。(2009年9月17日、47NEWS 憲)
(追記)岡田外相は9月に会見を全メディアに開放し、原口総務相もオープン化を求めている。首相官邸や環境省、金融庁も同様だ。あちこちの記者クラブが雑誌、ネット記者やフリー記者、外国人記者らにも会見に参加させる方向で新たなルール作りを模索している。民主党の小沢一郎幹事長も10月中旬、「私はこれまでオープンにしている。今後もずっとオープンにする」と述べ、フリーやネットを含む全メディアへの開放方針を明らかにしている。(10月27日)
【写真】全メディアに開放された岡田外相(奥)の記者会見で、生中継するインターネットメディアのスタッフ(手前2人)=9月29日午後、外務省 %E5%B2%A1%E7%94%B0%E9%96%8B%E6%94%BE%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BC%9A%E8%A6%8B.jpg
 【西日本新聞のコラム】 「政治主導」を掲げる民主党政権は、力こぶをつくりすぎたのか、最初に打ち出した各省事務次官らの記者会見原則禁止をめぐっては「そこまでやらなくても」の声が国民からも聞かれた▼過剰な力は徐々に抜けてくる。…民主党も力こぶはほどほどにして事に当たるのが官僚を「使いこなす」早道だろう。(2009年9月28日付「春秋」)全文

 【山陰中央新報のコラム】 …政策決定で「官高政低」から「政高官低」に改める。その意義を認めつつも初めて政権を担う気負いからか、官僚に自由な会見を認めないのは行き過ぎではないか▼官僚に余計なことを話させず閣僚が情報をコントロールする。政権にとって都合の悪い情報は隠しながら、メディアの表舞台で政治主導を演出する。そんな政治の恣意性と隣り合わせである。政治家も官僚も国民目線にさらされながら、自由に発言して政策を鍛えるべきだ。(前)(2009年9月22日付「明窓」)全文

 【北海道新聞のコラム】 新しく歩み始める人がいると、前の世代は何事かを言いたがるものだ。けれど黙っていてくれた方が伸びてゆきやすい、そんなときがある。〈お静かにわたしただ今発芽中 あきたじゅん〉▼新閣僚の就任会見を、夜中までテレビで見た。役所の資料に頼りがちなかつてのスタイルと違い、大臣が自分の見解を語っている。芽を出した政権が、思う方向に伸びてゆけるよう、「官僚さん方、どうぞお静かに」とくぎを刺した結果だ…(2009年9月18日付「卓上四季」)全文はこちら

 【愛媛新聞のコラム】 きのうは早速、閣僚たちが官僚作成のメモを読む就任会見の慣例を破り、変革の一端をうかがわせた。閣議案件を決定してきた事務次官会議は123年の歴史を終え、次官定例会見も廃止方針。しばらくは鳩山首相の言う「実験」を見守る必要があろう▲…政権交代は前例主義から脱するチャンスだ▲おかしいことはおかしいと言い、変えるべきところは変える。…前例重視に陥りがちな国民の思考にも変革が求められる。(2009年9月17日付「地軸」)全文
 

2009/11/21 19:50

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コメント

記者クラブの存在は、日本最大の人権問題では?
日本とガボンにしかない記者クラブについて、「国境なき記者団」は廃止を求めており、その「報道の自由度ランキング」では先進国最低の40位付近に低迷しています。
マスコミが黙って座って待っていれば、定例で政府や省庁や地方組長が記者クラブ主催の記者会見に現れて、情報を独占的に提供してくれる仕組みです。この権力側からの記者クラブに対するVIP待遇が、権力側からマスコミに対する貸しになり、マスコミは権力側を厳しく追及しなくなり、官僚は省庁の次官記者会見などあらゆる場面で自分に都合のいい情報操作に利用してきました。田中角栄金脈問題など、どのマスコミも知っていながら取り上げなかったり、官僚・政治家から、記者クラブが懇親会と称してしょっちゅう接待を受けている事実はすでに広く知られています。この官僚支配と記者クラブの情報源独占の仕組みは、日本の各種業界の津々浦々までき渡っており、会員以外を閉め出してきました。(元長野県知事田中康夫氏の脱記者クラブ宣言後のマスコミの豹変、東国原知事の定例記者会見への反発に対するマスコミの横柄でも、その越後家並みの悪ぶりはよくわかります)
大手マスコミが、一斉に省庁の次官記者会見の廃止に反対しているのは、このVIP待遇を手放したくないために過ぎません。脱官僚依存を実現するためには、マスコミと官僚のなれ合い癒着を断ち切り、閣議決定事項を次官会議で事前に決定していたという次官会議の廃止が必要だったのです。
それ故に民主党の脱官僚依存を実現するには、次官会議の廃止と次官記者会見の廃止は必須なのです。
日本最大の人権問題・国民の知る権利の保障には、政官報癒着の根源である記者クラブ廃止がなんとしても必要と思いますが、いかがでしょうか。

投稿者 匿名 : 2009年09月20日 15:28

「脱官僚」という中身もあやふやなものと、「知る権利」を対置して、交換可能であるかのように考えていることに、愕然としました。権力に追従するあまり、ここまで思考が腐敗しているとは。また、次官会見をそれほどに軽く考えるのなら、これまで記者クラブを使って毎日のように行っていた次官会見についてどう考えるのか。全く無駄だったのか。その程度の自覚で、日々取材をしていたのですか。

マスコミというものの本質を知らされた気分。暗澹たる思いです。

投稿者 匿名 : 2009年09月18日 08:41


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