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【臓器移植法改正案】 深い葛藤 大いに悩んだセンセイ方 これこそ政治家


 【山梨日日新聞のコラム】 …総選挙を目前に“衝突”を繰り返す自民と民主。だが、臓器移植法改正案の採決では趣を異にした
 ▼「脳死は一般に人の死」と位置づけるA案に麻生太郎自民党総裁、鳩山由紀夫民主党代表は反対、細田博之自民党幹事長、岡田克也民主党幹事長は賛成した。判断は党派を超えた。個人の死生観に関する問題として、党議拘束を外した結果だった
 ▼移植を待つ親の切実な願いと子どもの笑顔、渡航移植の回避、脳死の社会的合意、医療現場の戸惑い…。判断にはどれも欠いてはならない要素。葛藤(かっとう)は深かったはず…(2009年6月23日付「風林火山」)全文はこちら

 【四国新聞のコラム】 …臓器移植法は12年前に施行されたが、十分に機能してこなかった。ドナーカードが普及しているとは言い難い上、小児患者には臓器提供の年齢制限が壁になっていた。…何より今回、共産党を除いて党議拘束がかからない。…個人で結論を出し責任を負わねばならない。次の選挙が近く、有権者の目も気になるだろう。大変な作業だと思う。だけど、これが政治家のあるべき姿なのではないだろうか。…採決に際して本気で思い悩む。党の指示に単純に従っているだけよりは、ずっと格好良く見えるというものだ。国会に限らない。地方議会だって、採決では会派ごとに起立する光景が当たり前のようになっているが、もっと個人で悩む姿を見たい。センセイ方、大いに悩もう。議論しよう。(2009年6月18日付「一日一言」)全文 

 【西日本新聞のコラム】 …臓器移植法改正案は、見慣れた採決風景とは様子が違う。与野党に関係なく有志議員が提出した4案が採決され、最初に過半数の賛成を得た法案が成立する。議員は自分の考えにのみ従う▼脳死の子どもからの臓器移植を可能にする法案が複数ある。1997年施行の現行法のままでは、莫大(ばくだい)な費用を募金などで集めて海外で移植手術を受けるしかない現実がある。ただ、子どもの脳死判定には難しさも伴う▼命と向き合わされて戸惑い、悩む議員もいる。無理もない。倫理観が問われる。人として試される。普段は党の意思に機械的に従うことが多いから、自分を磨き直すきっかけになるかもしれない。政治とは何か、について考えを深める機会になれば、もっといい。(6月18日付「春秋」)全文

2009/06/23 13:55

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