【日照不足】→「やや不良」…でもコメ不足どころか余剰米が出るとか
【高知新聞のコラム】 …胃拡張になるくらいコメを大食していた時代であれば、水稲の出来は社会的な問題。ことしは天候不順で全国的な不作も心配されたが、9月15日現在の作況は何とか「やや不良」で踏みとどまった。それでもコメ不足どころか、余剰米が出る見通しという。最大の原因はいうまでもなく消費の低迷。2007年度の1人当たり年間消費量はパンなどの値上がりで45年ぶりに増えたとはいえ、1960年度のほぼ半分に減っている。1日にするとわずか1合余りだ。…(2009年10月4日付「小社会」)全文
【神戸新聞のコラム】 …「今年は、夏がなかった」。そんな言葉をよく耳にする。長い梅雨が明けたら、記録的な豪雨と水害に見舞われた。日照時間が不足し、農作物への影響が心配される。最近は朝夕がぐっと涼しくなり、肌寒いときもある。猛暑もつらいが、不順な天候も困る。本当に夏はどこに行ったのか…(2009年8月27日付「正平調」)全文
【信濃毎日新聞のコラム】 …日照不足と低温の害が心配になる。「盆入り前にようやく夏空になったが、穂の出るのは10日ぐらい遅れている。まだ出そろわない田もある」。74歳になる佐久市の専業農家の話である。どこまで回復できるか気をもむ毎日だ…再び投機マネーが動きだし、穀物価格が上がり始めた。不作でも在庫があるから大丈夫−と無防備でいていいのだろうか。政府に危機感の薄いのが気にかかる。(2009年8月14日付「斜面」)全文
【四国新聞のコラム】 …それにしても今年の夏はよく雨が降る。早明浦ダムの貯水率が100%に回復するなど助かった面もあるが、今回の台風は香川にも床下浸水の被害を出した。長かった梅雨は日照不足をもたらし、逆に農家を困らせ始めている。梅雨明け後も、本当に明けたのかどうかよく分からない天気が続いている。今日から始まる高松まつりを心配している人もいるだろう。月末には衆院選も控えている。日本の明日は晴れるのだろうか。空模様が気になる日々は続く。 (2009年8月12日付「一日一言」)全文
【奈良新聞のコラム】 立秋まで、あと4日という今ごろになって、ようやく近畿地方の梅雨が明けた。何だか任期切れ直前までもつれ、やっと解散した衆院のようだ。次は本格的な秋を待ちながら、だらだら長引く残暑に付き合わされるのだろうか。総選挙の方も盆休みを挟む日程で、どこか間延び感が否めない。…(2009年8月4日付「国原譜」)全文
【山口新聞のコラム】 …大粒の雨がつくる雨脚は、緑なす山々が背景になるときなど、銀色の雨のように輝いて見えたりする▼今年の梅雨の豪雨はそんな詩情もかき消した。雨が降り出すと、つい周囲を見渡してしまう防衛本能をも呼び起こすような豪雨禍だった。被災者の皆さんが雨音の不安感から解放されるのはいつのことか…▼水の循環のおかげで生きていることを認識しながらも、今夏は太平洋高気圧の張り出しが弱く、梅雨模様の気候が続きそうと聞かされると、「酷暑」を異常気象と騒いでいたのを忘れ「猛暑が恋しい」などとつい嘆く。この身勝手な私たちの悲しい性に、どんより曇った空は無言だ。(佐)(2009年7月31日付「四季風」)全文
【福井新聞のコラム】 …北陸で最も遅い梅雨明けは1991(平成3)年。新潟地方気象台は8月9日に梅雨明けを宣言し、4年前の記録を1日更新した。期間60日も56(昭和31)年に次ぐ長さだった▼この話には後日談がある。天候はその後もスッキリせず梅雨明けは8月14日に修正。期間も最長記録の65日と並び、91年は観測史上最も梅雨明けが遅く、長い梅雨となった▼当時の本紙に「’91夏異変」という連載記事がある。「衣料、エアコン商戦3割減」「稲作『やや不良』なら上々」「海水浴、キャンプは裏目に」など恨み節に似た見出しが並ぶ…(2009年7月31日付「越山若水」)全文
【中日新聞のコラム】 <泣くほど留めても帰れば喜ぶ>。わが国の諺(ことわざ)らしいが、何のことを言っているのか、少し分かりにくい。あるいは、スペイン製がヒントになろうか。<客の後ろ姿は美しい>…▼訪問客はうれしいものだ。無論、梅雨には、来てもらわないと困る。が、今年はあまりに長っ尻(ちり)すぎる。…(7月31日付「中日春秋」)全文
【山形新聞のコラム】 …晴れていたかと思うとたちまち黒い雲が空を覆い、雨が降り出すパターンが繰り返される。農園で交わすあいさつも「雨が降らなくて」から「雨ばかり降ってね」に変わった。梅雨明けはいつになるのか。浴衣とまぶしい笑顔が似合う夏全開となる日が待ち遠しい。(2009年7月29日付「談話室」)全文
【山形新聞のコラム】 「暴れ梅雨」とはこのことを言うのだろう。24日から続く九州北部を中心とした大雨は27日までに死者が12人に上り、21日以降の山口県の豪雨災害でも死者が15人に達する惨事に拡大した。捜索が難航し、今なお行方不明の人がいる。
▼▽県内では去る19日に庄内、最上を中心に激しい雨が降り、鶴岡市大鳥で登山客9人が一時足止めされたほか、鮭川村の庭月観音で床下浸水などの被害が出た。大事に至らずひと安心したが、西日本各地の大雨を見る限り今年の梅雨明けは一向に見通しが立たない。用心を緩めるのは禁物だ。… (2009年7月28日付「談話室」)全文はこちら
【徳島新聞のコラム】 傘が手放せない日が多く、梅雨明けもずるずると延びている。高松地方気象台によると、記録が残る1951年以降、四国地方で最も梅雨明けが遅かったのは54年の8月2日、次いで88年と2003年の7月31日である。…もっとも、梅雨明けを特定できなかった年もある。いったん梅雨明けが発表された後、長雨に見舞われた93年だ。この年、衆院選で自民党が過半数を割り、結党以来初めて政権の座を降りている…(2009年7月27日付「鳴潮」)全文
【静岡新聞のコラム】 水の惑星と呼ばれる地球の中でも、日本は水に恵まれた国の1つだろう。瑞穂の国という名も四季に富み、豊富な水があればこそ、である。「雨のことば辞典」(講談社)によれば、日本の上空には「空の水道」が集中している。台風や梅雨前線、温帯低気圧などである▼雨にまつわる言葉もいろいろあり、その1つ1つが日本人の豊かな感性に満ちている。土砂降りの雨の表現も多様だ。篠竹は細い竹や笹のことだが、そうした竹の束が突いてくるように降る雨は「篠突く雨」、車軸のような太い雨脚の場合は「車軸を下す」となる▼梅雨末期に降る大雨のことを「送り梅雨」という。…(2009年7月23日付「大自在」)全文
【長崎新聞のコラム】 沖縄は梅雨明けしたが、本県地方はようやく梅雨本番のようだ。田植えが終わったばかりの水田や野菜を植え付けた畑もほっとひと息だろう…▲畑のわきに淡紅色の合歓(ねむ)の花が咲いている。小雨の中でそこだけがぼーと浮かんでいるようだ。大学の講師をしている知人が嘆いていた。学生たちに合歓の花が満開だね、といっても反応がない。はて、と思ったらほとんどの学生が合歓の木を知らないという▲携帯メールに夢中の現代の若者たちには季節の花や木は関心の外なのかな。…(2009年6月30日付「水や空」)全文
【愛媛新聞のコラム】 …偶然と思えないほど高い確率で同じ気象が現れる日がある。「特異日」という。梅雨の時候、あまり注目されないが、きょうは雨の特異日▲まだかまだかと慈雨を待つ、水不足の地域にとっては興味深い。県内予報は傘マーク。松山の気象データをみたところ、過去の6月28日にまとまった雨が降っていたかどうかは五分五分というところ…(2009年6月28日付「地軸」)全文
◆日本列島は26日、広範囲で梅雨の晴れ間が広がり、…記事を読む(6月26日、共同)
【山陰中央新報のコラム】 じめじめむしむしする梅雨のこの時季がやってくると、夏座敷への模様替えをしている。立て付けの悪い唐紙(襖)を外して葭戸に替え、網戸も据え付ける。ついでに西日よけの簾も吊るす。途端に家の中に、涼しい風が吹き込んでくるような気持ちになるから不思議だ▼西岸良平さんの漫画「夕焼けの詩」シリーズの中に「夏座敷」と題した一編がある。…(2009年6月26日付「明窓」)全文
【沖縄タイムスのコラム】 毎年、梅雨の時季が訪れると戦争について考えさせられる。肌を刺すような暑い日もあれば、くるぶしまでぬかるむほどの大雨の中で、多くの人が戦火を逃げ惑った、あの年を思う▼当時気象業務にあたっていた職員にとって、梅雨のこの時期は特別な感慨があると思う。…(2009年6月22日付「大弦小弦」)全文
【四国新聞のコラム】 梅雨入りした。とはいうものの香川はいつものように水不足。早明浦ダム上流域は記録的な少雨で、貯水率は50%近くまで下がっている。農業用水が特に必要なこの時季、農家の心配はひとかたならぬものがあるだろう。お隣の愛媛では、早くも夜間断水の気配だ。松山市ではダムの貯水率こそ平年並みなものの、地下水の水位が昨年や15年前の大渇水時よりも低下、井戸枯れが相次いでいる。人ごととは思えない。…(2009年6月10日付「一日一言」)全文
【北海道新聞のコラム】 …この時期を「季節の中で一番日本らしい季節」だと呼んだのは、愛知県生まれの詩人・金子光晴だ▼詩人の目で見ると、梅雨どきは日本の風景の万象が「水蒸気の箱」につかっている。部屋にカビが、土にコケが生えるのは、いわば生成の象徴だ。池にも竹林にも、透き通るほど明るい生命が循環している。「男でも妊娠しそうな季節」だとまで言った(随筆「梅雨」)▼この点、北海道は梅雨がない。…(2009年6月10日付「卓上四季」)全文
【静岡新聞のコラム】 …気象庁の発表は「梅雨入りしたとみられる」であり、確定日ではない。詳細に検証して、秋口に確定日をあらためて発表するからだ。昨年の場合、当初の梅雨入り日は6月2日だったが、確定日は5月28日となった。平年は6月6日。平年値の基準になるのが確定日だという…(2009年6月10日付「大自在」)全文
【中日新聞のコラム】 …さて、どういうものか、このごろは、誰もが物言いに慎重になっていて、気象庁ももはや「した」と宣言したりはしない。きのう九州から東海地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表した…(2009年6月10日付「中日春秋」)全文

