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2016年大学入試・センター試験特集

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新テスト、複数回見送り  大学入試改革で最終報告

 大学入試改革の制度設計を議論する文部科学省の専門家会議は3月25日、最終報告を取りまとめた。現在の中1が高3になる2020年度に大学入試センター試験から替える予定の 「大学入学希望者学力評価テスト」は、思考力などをみる記述式問題を一部導入する一方、年複数回の実施を当面見送る。一発勝負からの脱却と採点に時間がかかる記述式の両立が課題だったが、採点態勢や日程確保で委員の意見に隔たりがあり、対象科目や実施日程など具体的枠組みを示すには至らなかった。

 今後は文科省が出題内容や採点態勢などを検討。17年度にそれらの方針を公表し、実施大綱を19年度に定める予定だが、20年度に開始できるかどうか不透明さが残る。

 知識偏重や一発勝負からの脱却を掲げた14年12月の中教審答申を受け、専門家会議は15年3月から議論。複数回実施を提言した中教審に対し最終報告は、記述式などで学力を多面的に評価することにより、1回でも「教科の知識に偏重した1点刻みの評価の改革という点は大きく改善される」と説明した。

 記述式は、解答に一定の条件を設定する形式で国語と数学の2教科で導入し、特に国語を優先。当初は短文解答で、次期学習指導要領で学んだ高校生が受ける24年度以降に文字数を増やす。

 マークシート式は正解が一つに限られない問題を出す。記述式は採点に時間がかかるため、コンピューターの活用やマーク式より前の別日程実施も検討するが、高校の行事や大学の個別入試との調整は難航しそうだ。

2016/03/29 12:44【47NEWS】